ギフテッド チャイルド ジャーナル

ギフテッドの娘と紡ぐ日常は、こんなにも瑞々しい

子供がギフテッドだということを親は本人に正直に伝えるべきですか?

投稿日:

 

これは、ギフテッド家庭の間で本当によく耳にする質問ですね。

何を隠そう、わたし自身も抱いた疑問ですし、専門家の元にも似た質問がよく寄せられるようですよ。

わたしがギフテッドセミナーに参加した際にもらった答えは、本人に「ギフテッド」という言葉を使って伝えるかどうかは、子供の年齢や性格、教育環境などの違いもあって、各家庭の判断に任せることになるだろうけれど、子供が周りと異なっていることは本人に予め伝えておく必要がある、というものでした。

なぜなら、その子自身が幼いときから、自分が周りと異なっていること、自分の興味や考えをなかなか理解してもらえないこと、周りから浮いていること(←必ずしも、そうばっかりではないですが)、周りとは互いに共感・同意できていないことが多々あることなどを、何となく感じ取っている、と。

そんな中、それはなぜなのか?という不信感を募らせ、周りと相容れない、同化できない自分はどこかおかしいのではないか?という自己否定に向かいがちだと。

人格が形成され、自己アイデンティティーが確立されていく、人間としての非常に大切な成長過程の中で、自己肯定感を全く持てずに悩み苦しみ、挙句、仮面を被って周りの考えやペースに合わせ、アンダーアチーバーとなり、コンプレックスを肥大させ、失望や絶望といった負の感情に囚われることにもなりかねないわけで。

ギフテッドとして生まれていることは、もう、どうにも変えようのない、否定しようのない事実であり、それは天が授けてくれた、一つの素晴らしい贈り物。

物の感じ方も、考え方も、最初から周りの大多数の人間とは大きく異なっているのだから、その違いを持った自分自身を忌み嫌うような真似をさせることがあってはいけない。

むしろ、早い内から、その違いがあることを教えてあげて、その違いを持っている本人のユニークさを、誰よりも、親が肯定してあげること。

その上で、周りへの対処法についても、親が積極的に教えておいてあげることの方が圧倒的に有益だ、と。

確か、そんな内容の回答だったと記憶しています。

 

ざっとアメリカのギフテッド専門家たちの意見を確認してみましたところ、概ね、同じようなことを主張していますね。

重要ポイント

真実に沿うべきであること。

子供には、分かりやすい言葉でもって伝えること。

そして、何よりも重要なのは、親の側が我が子の「giftedness(ギフテッドであること、ギフテッドのあり様)」を本人を前に認めてあげること。

子供の側は、すでに自分が周りの子供たちを違っていることを敏感に感じ取っているのだから、と。

確かに、学校にいれば、その違いは更に明白ですからね。

ギフテッドの人間は、言わずと知れた、優れた頭脳、優れた知覚認知力というものを持っていて、それは、彼らにとっての一つの強みとも言えるでしょう。

でも、優れた頭脳の持ち主が、果たして人として優れているかと言えば、断じてそうではなく。

人それぞれ、課せられた役割、果たすべき使命というものがある、と。

ギフテッドには、ギフテッドとしての使命があり、それを完遂させるために必要な頭脳と認知力、思考力、感性とが元々、備わっている、ということなのではないか、と。

あくまで、責任を果たすべき対象は、それを授けてくださった神に対してであって、比較すべき相手も常に自分自身。

そこに、他人の立ち入る隙は無く。

自分自身はベストを尽くしているのか、弛まぬ努力をしているのか、を自問することが大事だぞ、と。

 

もう、この辺りの考え方はね、各家庭、各個人の価値観とも関わってくるところだとは思います。

ギフテッドと言っても、何でもパーッと出来てしまうスーパーキッドというわけではなく、そりゃ、弱点もいっぱいありますし。

わたしが思うに、理想は、我が子の優れているところも、弱いところも、どちらもあるがままに認め、それをひっくるめて抱きしめてあげること。

強みも、弱みも、その存在を何ら否定することなく、親が我が子の未来のために一緒に努力を重ね、子供が自らの人生の目標・目的を見出し、それを果たすことのできるよう励まし、支え、そして、ある程度の年齢までは導いてあげる。

そんな言動を日々の生活の中で真摯に見せ続けていけば、それを間近で目撃する子供が傲慢になるなんてことはないと思っています。

 

ギフテッド専門家も言っているんですけどね、何もIQテストのスコアを逐一、子供に伝える必要は無いわけで、その代わり、だいたいのギフテッドレベルを教えてあげるだけで十分だ、と。

Moderately Gifted、Highly Gifted、Exceptionally Gifted、Profoundly Giftedなどの、あれですね。

特に、兄弟姉妹でIQテストを受けていた場合、互いの性格や点数如何によっては、兄弟姉妹間で凄まじいライバル意識をもたらしてしまうこともあるわけで、間違っても、それを助長させる必要はないですからね。

 

何をするにしても、バランスというものは大切なんだなあ、と思わさせられるわけですが....。

まさに、ギフテッドであるがゆえの違いを親が子供にどう伝えるのか、どういう言葉を使うのかに至っても、親のバランス感覚に掛かっているのかもしれませんね。

 

更紗
わたしも、あなたも、我が子に対する愛情と理解とを前面に出しつつ、温かみのある、自分らしい言葉でもって、我が子に対し、「真実」を伝えることができますように!

 

 

-ギフテッド, ギフテッド一般

Copyright© ギフテッド チャイルド ジャーナル , 2020 All Rights Reserved.