我が家では、夫婦で話し合った結果、娘にホームスクーリングを行っています。
あの子がキンダーガーテンのときから始めて、今、2年目。
低学年の内は、基本、自前で何とかなるものですが、中には外注、じゃなかった、家庭外でのアクティビティーが必要になってくる科目もあります。
例えば、体育とか、音楽とか、美術ですよね。
たまたま、親の得意分野と重なってくれて、親がそれらを教えてあげられることもありますが、そうでない場合の方が多いんじゃないでしょうか。
4歳のときから続けているダンスレッスンは、今学期に入って、元々のバレエやタップに、ジャス要素も加わり、なかなかのバラエティー。
おかげで体育とパフォーミングアーツを兼ねることが出来ています。ダンスの発表会も、カリキュラムにしっかりとカウントされているんですよ。
で、問題は美術。
以前は、クラフト教室に連れて行ったりもしたのですが、ダンスレッスンと重なって、途中で娘が疲れてしまったり。
仕方なく、そちらは諦め、家で自由に絵を描かせたりしていました。

例えば、こんな風に絵の具を使って描いた風景画
アートクラス探し
でも、10月に入って、木々が美しく色づいてくるとね、まさに芸術の秋だわ、と思わずにはいられないわけです。
何とか、娘にアートクラスを受けさせてあげたいなあと、先日、ふと思い立って、インターネット上で探してみたんですよね。自宅近辺で何か良さそうなクラスは無いものか、と。
で、見つけたんですよ! 全5回コースのアートクラス。
本日は、その記念すべき第1回目。
90分クラスで、元々は、G2~G5対象。つまりは、小学2年生~5年生が対象なのです。
ここアメリカでは、9月に新学年となるシステムなため、我が町では8/31までに満何歳かで学年が決まります。娘は秋生まれなため、町のルールに照らし合わせると、未だG1/小学1年生なんですよ。
が、そこは予め先生にTELで事情を説明、掛け合った上で、何とか、「Yes」の言葉をもらいました。
聞いたところ、このクラスはホームスクーラーにとても人気があるのだとか。←あ、やっぱり?
国語(英語です)、算数、理科、社会の主要科目はね、親が教えるのに問題ないんですよ。まだ、小学校の低学年レベルですし。
でも、それ以外の科目ではね、その道のプロのサービスをこうやって利用させてもらうのも一つの手なんですよね。
アートクラス、もう一つの理由
娘にアートクラスを受けさせたいと思ったのは、ホームスクールのカリキュラムにするためだったり、本人の好きなことを伸ばしてあげたいだったり...の親らしい気持ちとは別に、わたし個人の、もう一つ切実な理由があったわけです。
それはですね、娘は手先が器用なようで、とにかく手を動かしているのが好きなのです。
絵を描くことが大好き、物を作ることが大好き、という子なので、その溢れんばかりのエネルギーを持て余し気味の母としては、どうにかしなくては、と。
このままでは、我が家のプリンター用紙が毎日、数十枚単位で減っていくばかり。
同時に、ハサミで細かなものを切り抜いたりもするため、出る紙くずの量も半端ではなく。
最近では、冗談で済まされなくなってきた、「この子が生まれて以来、我が家でいったい何本の大木を消費してしまったんだろう」という疑問。
これからはリサイクル用紙を購入するぞ、という不動の決意と共に、娘には何が何でもアートクラスに行ってもらって、そこでクリエイティブなエネルギーを発散してきてね、と思う母がいたと。(笑)
いざ、アートクラスへ
さて、本日、行って来ましたとも!
楓のオレンジが青い空に見事に映えていまして。

芸術の秋はアートクラスにぴったり!
午後の柔らかな日差しが落ち葉に注いで。

落ち葉にも風情が
おお、まさにこれよ、これ。芸術の秋、初のアートクラスに相応しい設定じゃないの、と。
このアートクラスの場所なんですけどね、元々が小学校だったレンガの建物内で行われています。

元々、小学校だった建物をアートスペースに
何年か前の小学校移転に伴い、この空いた建物を改装してアートスペースとして蘇らせたという経緯もあって、前庭にはアート作品が設置されていたり、何かとアーチーな雰囲気なのです。
あれ? 娘の視線の向こうに見える物体はいったい....?

アートクラス開始前に
てっきり、変わったゴミ箱か郵便ポストかと思ってしまった代物も、実は立派なアートでした....。おいおい。

屋外のアート作品
アートクラスは、この半地下スタジオにて行われます。

アートクラスはここで
娘と一緒にここの階段を降り、先生にご挨拶をしてから、わたしは車の中で待機。
ほとんどの親御さんは、子供をクラスに預けた後はぱーっと消えてしまいます。おそらくは、その間、用事を済ませたり、買い物をしたり、ほっと一息吐くためにカフェに行ったり....だろうと思います。
でも、うちは夫の考えもあって、どこにいても、娘から完全に目を離すことはしない、という方針なのです。
万が一にも何かあったときに、その場に親がいなくて、娘を助け出してあげられない、ということが無いように。
そして、もう一つは、何らかの理由で娘がクラスに迷惑を掛けるようなことがあったときに、すぐに娘を連れ出すことができるように。
そんな過保護な!と言われるかもしれませんが、正直、気になりませんし、気にしません。我が子のことですし、娘の性格・性質を熟知しているのは、他の誰でもない、親の側ですから。
アートクラスはあっという間に
で、肝心のクラスですが、最初、娘にはちょっと長いかなと思った90分が、あっと言う間に過ぎてくれたようです。
わたしなんて、つい心配になって、ときどき窓からそーっと覗いたりもしましたが、そこには先生2人に6-7人のクラスの子たちと楽しそうに作業をしている娘の姿がありました。
今日のレッスンは、粘土作りだったようです。
娘が挑戦したのは、ネズミと巣。手前の丸い巣と、そのすぐ背後にある小ぶりなネズミが、娘の作品です。(笑)

まずは、粘土を使ってのレッスン
ほんの少しだけ、先生に手伝ってもらった箇所(粘土と粘土をボンドでくっつける作業)があったとのことですが、あとは全部一人でやったと。
まあ、初めての試みにしては、立派な作品になってくれたんじゃないかと、そこはバッチリ親バカぶりを発揮して、パシャパシャと写真に収めてきたわたしです。
巣まで作るところが、あの子らしいわ、と。
よっぽど面白かったのか、毎日通いたいという娘。
いやいや、週1ですから。しかも、あと4回のコースですよ。
先生にも、「全く大丈夫でしたよー」と肯定的な反応をもらえて、ほっ....。あれだけ無理を言って、小学1年生の子を受け入れてもらったいう事実がありますので、そこは本当に安心しました。
娘の芸術の秋は、今まさに始まったばかりです!
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