ギフテッド チャイルド ジャーナル

ギフテッドの娘と紡ぐ日常は、こんなにも瑞々しい

ギフテッド赤ちゃんの特徴?それとも性格?思わず親が楽できたこと!

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以前の記事では、オータムがギフテッドとして生まれてからというもの、大変だと感じたことばかりにスポットライトを当てました。

そう、育てにくいとか、何とか....。

ギフテッドチャイルド・ジャーナル 赤ちゃん 生まれつき
え、ギフテッドチャイルドって赤ちゃんのときから育てにくい子なの?

ギフテッドであること、それは、わたしが理解するに、全く生まれつきのものです。 つまり、ギフテッドの人間には、赤ちゃんのときからすでにギフテッドならではの特質が備わっている ...

今回はですね、打って変わって、楽だと感じられたこと、助かるなと思えたことについて考えてみようと思います。

うーんうーん.....。

 

さらさ
そんなの、あったっけ???
おーたむ
マミー、おもいだしてー
さらさ
あ、そうだ!

 

ギフテッドの赤ちゃんに出来ること

これ、結構重要かも。←おいおいおい。

生後すぐから、何となくですけど、オータムとは意思の疎通が出来たんですよね。あの子なりの論理で、早い内から物事を理解して、状況を判断することが出来ていたと言いますか。

もちろん、最初は、単純なことばかりですよ。

でも、そこには、いつだって、あの子の確固たる意思が存在していました。突き詰めていくと、これは、ギフテッドであるがゆえの心理面の発達の早さが起因となっているのだろう、と思えます。

それに関連して、今でもはっきりと覚えていることなのですが、オータムが生後半年のときのこと、その眼差しに、しばしば何とも形容し難い、奇妙な感覚に陥らされたものです

さらさ
おかしい....。たかだか、生後半年の赤ちゃんといるだけなのに、何だろう、まるで、2、3歳の子と一緒にいるかのような、この不思議な感覚は...?

 

そう思って、自分の目を一度閉じてから、また開き、そこにいる子が本当に赤ちゃんであることを確認するものの、それでも、自分の感じる違和感が抜けないんです。

今度は、首をぶんぶん振って、その感覚を振るい落とそうとしました。

なのに、目を開けば、やはり、そこにはオータムのすっとした眼差しがあって、その不思議な感覚が付いて回るんです。

赤ちゃんらしからぬ、あの眼差しの深さはいったい何なのか。

そう自問しながら、まぶたを何度もパチパチさせては、首をしゃかしゃかと振り。そんなことを幾度も繰り返す毎日が続きました。

今ならば、はっきりと分かります。あの不可解で、何とも言い難い感覚は、実に的を得た正しいものだったんですね。

さらさ
そうよ、わたしの感覚は真っ当だったのよ! それどころか、鋭かったんだわ!!
脳内キャラさら五郎
はいはい、あんたが大将!

 

つまりは、生後半年の赤ちゃんの身体の中に、2、3歳の幼児の心が宿っていた!

それこそが、ギフテッドチャイルドというものであり、身体年齢と精神年齢の一面におけるギャップであり、アシンクロニー(両者がシンクロできていない現象)なんだと。

おーたむ
そうよ、マミー、もっとおもいだしてー
さらさ
ほいさ!

 

誕生直後

さらさ
そう、例えばですね、

 

オータムは、生れ落ちてすぐに母親のわたしとアイコンタクトを取ることができる子だったんです。

わたしが自分の腕の中にあの子を抱き留める形で初対面したとき、わたしがあの子を見て、確かにあの子もわたしを見ていて。

しっかりと目と目でのコンタクトとなりました。

さらさ
へえ、もっと動物っぽい顔して生まれてくるのかと思っていたけど、案外、初めから人間らしい顔をしているものなんだな....。

 

出産を終えて気が抜けたのか、暢気にそんな風に思ったものです。

 

更紗
赤ちゃんのアイコンタクトについては、アメリカのメンサでプログラムコーディネーターを務めたこともあるDr.ルフの著書に興味深い記述があります。Dr.ルフが診断したギフテッドの子供たちをレベル別に分け、生後すぐにどんなデータが出たのか語ってくれているんです。

ギフテッドのレベルが上がっていくほど、出産を終えたばかりの分娩室で我が子とアイコンタクトを取れた、と記述するケースが増えています。

各レベル毎に、わたし自身の日本語訳でご紹介しますね。尚、Dr.ルフはその著書で1から5までの独自のレベル分けをしているため、どのレベルがどのタイプのギフテッドについて当てはまるのかを分かりやすいように、わたしの方で補足しています。

《レベル1ギフテッド/Superior~Moderately Gifted(ギフテッドではないが優秀~MG)/90~98パーセンタイル値》
*Dr.ルフのケースタディーで、生後数週間、3ヶ月、4ヶ月半でのアイコンタクトの記述あり。中には、誕生当日にアイコンタクトを取れる子も一人いた。

《レベル2ギフテッド/Highly Gifted(HG)/98~99パーセンタイル値くらい》
何人かの子は、生まれると同時にすでに注意深く辺りを伺い、アイコンタクトを取ることもできたが、ほとんどのケースでは、生後一ヶ月以内にそのような様子を見せている。

《レベル3ギフテッド/Highly Gifted~Exceptionally Gifted(HG~EG)/98~99パーセンタイル値》
ほとんどの子が生まれると同時、もしくは、そのすぐ後に注意深く辺りを伺う様子を見せた。

《レベル4ギフテッド/Exceptionally Gifted~Profoundly Gifted(EG~PG)/99パーセンタイル値》
ほとんどの子が生まれると同時、もしくは、そのすぐ後に注意深く辺りを伺う様子を見せた。

《レベル5ギフテッド/Exceptionally Gifted~Profoundly Gifted(EG~PG)/99パーセンタイルよりも高い値》
全ケースで、生まれると同時、もしくは、そのすぐ後に注意深く辺りを伺う様子を見せた。

(ルフ 2009)

 

生後3日間

わたしの場合、生後直後から3日間、ドクターやナースが娘の発達状況に関して、どんなコメントをしているかという辺りを心に留めておいていないのがね、いささか残念ではあるんですよね。

何しろ、午後一で定期検診に出掛けたっきり、想定外の誘発入院となり、わたしの夕食を持ってきてくれると室外に出たはずのナースが戻ってこなかったとか、誘発剤が効きすぎるとか、麻酔師が間に合わないとか。結局は、膨大な痛みに耐えて自然分娩を余儀なくされるとか。

まあ、本当に様々な要因が重なってくれたおかげで、意識は朦朧とするわ、精根尽き果てるわで、出産後のそういう発達に関するコメントは、一切、記憶していないんですよ。

ギフテッドチャイルド・ジャーナル 赤ちゃん 生まれつき
え、ギフテッドチャイルドって赤ちゃんのときから育てにくい子なの?

ギフテッドであること、それは、わたしが理解するに、全く生まれつきのものです。 つまり、ギフテッドの人間には、赤ちゃんのときからすでにギフテッドならではの特質が備わっている ...

ただ、真夜中を過ぎての出産後、頂き損なった夕食の代わりにターキーサンドイッチ--それもチーズもマヨネーズも入っていなくて、ターキースライスとレタスだけでしたけど--を、ミッドワイフがわざわざ病院のカフェテリアから持ってきてくれたことは、しっかりと覚えているんです。←きりっ!

サンドイッチを頂いてからは、「わたし、大仕事を終えましたんで、休ませてもらいます。後はよろしく」みたいな態度全開で、その後のことは夫に任せきりにしてしまいまして。

さらさ
何だか、妙に言い訳に励んでますが....。

 

いやー、空白の3日間が悔やまれます。どうせならば、聞き耳を立てていれば良かった....。

ああ、でも!

その日は出産ラッシュだったり、帝王切開のケースもあったらしく、医療スタッフは慌しく動き回っていた、という事実もありますし。

他にも、うちの娘、黄疸の気があるとか何とかで別室に連れられていって、その夜は様子見されたこともありましたので、病院スタッフにしても、それどころじゃなかったのかもしれません。

ということは、わたしが自分の耳をどんなにダンボの状態にしていても、そういう類のコメントは聞かれなかった可能性もありますね。

 

生後4日目

ただですね、生後4日で小児科医に連れて行ったときのことは、しっかり記録に残してあるんです!

ドクター
辺りを伺って、注意深くしてるのね。発達が早い子のようね。

 

そして、生後7日。担当医が再びオータムを診て。

ドクター
やっぱり、オータムは、注意深く辺りを伺っているわね。生後、この日数でそういう行動を取れる子は滅多にいないわ。オータムは発達ペースが早いのね。

 

生後9日。同じ小児科に再度連れて行ったときに対応してくれた別の先生。

ドクター
発達の進みが早い子だな。

 

ここで二人のドクターがオータムを描写するのに使ったキーワードは、「alert」「mature」、そして「advanced」

後になって分かったのですが、これは、ギフテッドの特徴のトップに挙げられる項目でもあります。Dr.ルフのレベル別の特徴でも、英語では、「alert」という言葉が頻繁に使われています。

更紗
たくさんの新生児、乳児を診ているはずのドクター2人が共通して口にした「alert」、「mature」、「advanced」という英語。

わたしが最初にその言葉を耳にしたときは、「それって、褒められるているってことだよね?」くらいの気持ちでいたのですが、これらの言葉がわたしにとって、非常に大きな意味を持ってくれるのは、もっともっと先のことになります。

 

感情と感情表現の発達は

生れ落ちてすぐに、母親のわたしとアイコンタクトを取れるような子でしたから、生理的微笑というのとは異なる、本当の意味で笑顔を見せるのも、声を立てて笑うのも、非常に早い子でした。

脳内キャラさら保育士
可愛いですよねえ。でも、そういうのを親ばかと呼んでいるんですよ。その時期の赤ちゃんの笑顔は、あくまで、生理的なものなんです。
さらさ
いや、そういうのとは、ちょっと違うような....。

 

生後初期の赤ちゃんの基本的感情である驚き、快、不快を大きく逸脱して、早い内からもっと複雑で高度な感情を見せてくれるような子でした。

生後2ヶ月半のときに、夫に構ってもらって、それに反応して、ゲラゲラと大笑いをしている動画も残っています。

また、生後3ヶ月では、夫が話しかけるのを嬉しそうに聞いていて、それに応えるべく、自分で何かをしゃべろうと、何やら声を区切るようにして発語を試みる娘。

分かり易いところでは、「NO」の意思表示をするのに、わざわざ、ぷいっと顔を背けることが出来る子でもありました。

明らかに、育児書に書かれていることは、オータムには当てはまらなくなっていたんです。

まだ、言葉を満足に話せない内から、コミュニケーションを図ることができる、自分の望むことを周りの人間がしてくれるよう、泣くこと以外の何らかの伝達手段を持っている、というのは、ギフテッドの赤ちゃんにはよくあることのようです。

オータムも、やはり、最初からそれが出来る子でした。

赤ちゃんのすることですので、もちろん限界はあったわけですが、どうしてもこれだけは伝えたい、ということに関しては、徹底してそれが出来ていたような気がします。

更紗
生後半年を過ぎると、あの子、もっと派手なジェスチャーで、親と意思疎通を図っていましたね。赤ちゃんの頃のオータムのコミュニケーションスキルについては、ベビーサインの話題と絡めながら、また別の記事で詳しく書いてみたいと思います。

 

性格の領域

ギフテッドであることで、意思や感情の発達が早いペースで促されていたとしても、それらが実際にどのような形で目に見えて現れてくるかは、個人の性格が大きく影響してくる領域だろうと思います。

つまり、仮に同じだけの心理・情緒発達があり、同じギフテッドレベルであったとしても、どういう行動を取るかについては、赤ちゃんによって違う、個人差があるということになります。

オータムは、元々、優しくて、人懐っこい子ですが、それと同時に、確固たる自分自身というものを持っています。アイデンティティーがはっきりとしていると言うんでしょうか。

そういうタイプの場合、どこにいても、どんな状況であっても、「自分」が非常に強く出てくれるような気がします。

丁度、厚い雲を射し貫くことの出来る強い光のように、それは明確な態度、行動として現れてくるわけです。

ギフテッドチャイルド・ジャーナル 赤ちゃん 特徴 性格

一条の強い光のように

 

赤ちゃんの労働時間とは?!

例えば、あの子、授乳一つを取ってみても、非常にユニークなところがありまして。

わたしは、娘を母乳とフォーミュラ(粉だったり、液体だったりの人工ミルク)の両方で育てたんですね。母乳だけでは、オータムに必要な量をカバーし切れなくて。

あの子、夕方までは直接、母乳を吸っていたんですけど、夕方の5時以降くらいからは、頑として授乳されることを拒否しましたね。

赤ちゃんが母乳を直接吸うのって、結構な労力なんですってね? 口だけでなく、顎を使って、頬も疲れて。

あの子の場合は、特に派手で。生後2週間で、自ら確立したスタイルなんですけどね。

わたしに抱きとめられているのにも関わらず、わざわざ、少し距離を取った体勢から、首を左右に大きく振り、口をいっぱいに開けてかぶりつく。

その姿は、まさにたてがみを激しく揺らして、咆哮を轟かせる百獣の王。

ギフテッドチャイルド・ジャーナル 赤ちゃん 授乳 ミルク ライオン

こんな風に

あの子にとっては、授乳の時間というのは、いわば、狩りに出掛けるようなものだったんですね。

その一連の動きを初めて目撃したとき、ふと、「この子って、もしかしたら、物凄く面白い性格なのかもしれない....」と思ったものです。

そして、その予感は、見事に的中することになります。←本当に!

まあ、そんなオータムですから、自分がどんなにお腹が空いていようとも、そこはもろともせず、ひたすら哺乳瓶を要求し続けました。

授乳はイヤだと、親が最終的に哺乳瓶を用意するまで顔を背けるという....。

その代わり、哺乳瓶の中身に関しては拘りが無くて。朝の内に搾乳機で取り置いてあった母乳であろうと、フォーミュラであろうと、そこは問わなかったんです。

ギフテッドチャイルド・ジャーナル 液体ミルク フォーミュラ 粉ミルク 母乳

直接の授乳は、夕方5時で終わり!

要は、自分が労力使って、狩りに出掛けることだけはごめんだよ。そう言わんばかりに、ぷいっと顔を背けて意思表示していたんです。

おーたむ
きょうのおしごとは、おわったの~

 

ときどき、夜中にお腹が空かせて目を覚ましたときには、自分の中でリセット出来ていたのか、授乳の形を受け入れてはくれました。

いや、もしかしたら、あの子の中では、夜中~夕方までのサイクルでワンセットということになっていたのかもしれません。

来る日も来る日も、「狩りに出るのは午後5時まで」、「夕方以降は哺乳瓶」のルール。

頑固と言うのか、意思が強いというのか、最後の最後、卒乳する生後14ヶ月まで、これを絶対に変えようとはしませんでしたね。

おーたむ
それがマイルール~

 

更紗
意思が強い、我が強い、自分を貫き通す、というのは、特にギフテッドには概して共通した特徴のようです。ただ、その度合いは、性格によっても個人差があるのではないか、と思います。

オータムの場合には、その性格も相まって、テコでも動かない、というほど強固なものでした。実際の話、この特徴こそが、わたしが答えを求めてリサーチを開始した際の最初のキーワードとなってくれました!

 

そして、赤ちゃん期からの脱皮

卒乳の瞬間は、それはもう、あっけなくやって来ました。

これまた、ぷいっと顔を背けての本人の意思によるもの。

わたしとしては、14、5ヶ月くらいで終わらせられればいいかな、と思っていたんですよね。丁度、キリもいいし、今月いっぱいくらいで、みたいな。

親側のイニシアチブで断乳させる方法なんかを前もってインターネットで読んだりもしたんです。少しずつ減らしていくとか、言い聞かせるとか、お母さんが強い意志を持つとか....。

でも、中には、うわー、こんなに大変なの?という例もあって。

お母さんの乳房にマスタードを塗って、強硬手段に出たり?

鬼は赤ちゃんの匂いが分かるから、いつまでもママのミルクを飲んでいると、鬼がやってくるよ、と脅したり?

さらさ
えええっ?! 本当に?? そこまでしないといけないの?!

 

そんな話がいっぱい目に飛び込んできて、わたしの方が怯んでしまったほど。

いよいよ、生後14ヶ月目に入り、まあ、今月いっぱいくらいがキリになってくれればいいなあ、と思っていたところに、あの子、軽い風邪を引いたんですよ。

もしかしたら、そのせいで味覚が変になっていたのかもしれません。

夜、授乳をしようとしたら、ぷいっと横を向いてしまって。わたしとしても、あれ、どうしたのかな? と再度試しても、やっぱり、同じことの繰り返し。

へえ、風邪を引いているから、いらないのかも、くらいに都合良く適当に解釈して、その夜はそれで由としたんですよね。

その頃、母乳にしろ、粉ミルクにしろ、それほど多く飲んでいたわけではなかったんですけど、本人、翌日も、全く興味を示さなくて。

試しに、もう1日、授乳をと思ったんですが、これまた、ぷいっ、でした。

ああ、終わったんだな。本当にもういいんだな、そう思いましたね。わたしの方でも、本人の意思を尊重して、それ以上は勧めなかったんですけどね。

月末を待たず、月半ばで、本人の強固な意思によって、そして、本人の完全イニシアティブによって、卒乳に相成ったと。

やめるタイミングは、わたしが決めさせてもらいます、ってことでしょうか?

あの子、こちらの驚きをよそに、ほぼ14ヶ月ぴったりで、母乳も、粉ミルクも終了してしまったのでした。

更紗
この時期の卒乳と完全にシンクロさせる形で、娘は自分の意思でお昼寝をすることも止めました。どんなに親がお昼寝を強制したところで、どこ吹く風。

これも後になって分かったことですが、ギフテッド乳幼児の特徴に、「睡眠時間が少ない」のにも関わらず、「エネルギッシュ」というものがあります。調べてみると、ギフテッドの赤ちゃんの多くが1歳を過ぎてからお昼寝を全くしなくなっていることが伺えます。

 

娘の将来を予感...?

ただですね、これって、何となく将来を暗示していると言いましょうか。あの子、案外、さらっと親元を去っていくような気がするんですよねえ。

「お父さん、お母さん、今までありがとう! わたし、今度は旦那さんと一緒に幸せになるから。じゃあ、またねー!」

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今までありがとう!

 

さらさ
想像すると、何だか淋しくて...

 

あの子が結婚するときは、多分、親元を去ることの淋しさとか、未練とか、そういう感情に襲われることはないんだろうな、と。

だって、赤ちゃんのときでさえ、何の感傷も無く、卒乳しちゃったんですよ?! ←おいおい。

そりゃ、自分でもツッコミ入れたくなりますけどね。

でもね、でもね、あの子の「ぷいっ」を思い出すと、本当に将来、呆気なく、そういう日が来そうで...。

おーたむ
マミー、どうしたの? だいじょうぶ?

 

何となく物事の道理が通じるらしい....?

物事の本質を自分なりのやり方で理解する力を持っている、というのは、娘を見ていて思ったことです。もちろん、赤ちゃんの内は単純なことに限定されますが。

あくまで、オータム本人が試して、分析して、判断して。その後、結論が出たら、はい、その話は終わり、みたいな...。

そして、一旦、自分で結論を出した事柄については、その判断を容易には覆さない、という。

似たようなことを、Dr.ルフもその著書で語っています。

Another distinguishing characteristic of Level Three gifted children is that they clearly know and understand many things before they actually talk.

(Ruf 2009)

レベル3ギフテッド(HG~EG)の子たちの大きな特徴は、実際に言葉を話せるようになる前から、すでにたくさんのことを知り、それらをよく理解できているということなのです。

(ルフ 2009、日本語訳:更紗)

 

These [Level Four Gifted] children pick up information from everywhere, whether it is specifically introduced to them or not. Their attention to detail, ability to make sense of details to form conclusion, and capacity to induce theories of their own sets them apart from more typical children.

(Ruf 2009)

レベル4ギフテッド(EG~PG)の子たちは、実に至るところで情報を収集しています。その情報が、直接、自分たちに向けられたものであろうと無かろうとです。細部にまで気を配り、それらを全体として見て理解した上で、結論まで辿り着ける力、そして、独自の推論を導き出す能力を備えていることこそが、標準の子たちと比べ、これらのレベル4ギフテッドたちが決定的に異なる点です。

(ルフ 2009、日本語訳:更紗)

 

おしゃぶりの意義は?

「何となく物事の道理が通じるらしい」という観点から、オータムのことをいくつか語ってみたいと思います。

これ、病院でもらったグリーンのおしゃぶりなんですけどね、シリコン製で、なかなかのクオリティーだったんですよね。

 

ギフテッドチャイルド・ジャーナル 赤ちゃん おしゃぶり

病院でもらったおしゃぶり

入院中もナースが口に含ませてあげていたようです。それもあって、わたしも、当然、赤ちゃんには使うものなんだろうな、と思っていました。

ただ、アメリカでは、ときどき4歳くらいでもおしゃぶりしている子っているじゃないですか?

最初は口寂しさがあって使っていたんでしょうが、あそこまで行くと、もうクセになってしまって、落ち着かせるためのアイテムになってしまっているみたいですね。

見た目からも、ちょっとなあ、と思わせられますし、衛生面や歯並びのことを考えると、あれはさすがに避けたいなとは思っていました。

わたしとしては、まあ、1歳の誕生日か卒乳を迎える頃にでも、離してくれれば、と思っていたのです。

ある日、おしゃぶりを生後2ヶ月のオータムの口に含ませたところ....

「あや、あや、あや、あや、あや」

声がどんどん大きくなっていきます。

「あや、あや、あや、あや、あやっ!」

必死におしゃぶりを吸っているのに、何も出てこない。ついには、顔を真っ赤にさせるまで頑張って吸い続け、本当に何も出てこないと判明するや、怒ったように、ぽいっとおしゃぶりを放り捨てててしまいました。

更紗
そのときの音声があります。少し長めですけど、ぜひとも聴いてみてください。最初にしゅわしゅわとおしゃぶりを吸う音から始まって、どんどん本人が怒っていく様子が聞いて取れます。
オータム
ぐすん。みんな、オータムがかわいそうになるよ。

 

これ以降、何度かおしゃぶりを渡そうとしても、ぷいっとそっぽを向いて拒否するように。

あれを吸ったところで、ミルクは出てこないと理解したのでしょう。おしゃぶりが口寂しさの慰めに過ぎず、実質的には何の役に立たないものだと早々に判断を下したようです。

あのグリーンのシリコン製おしゃぶり、オータム生後3ヶ月半には完全お役ご免と相なりました。

おーたむ
もう、あれ、いらないの~

 

口に入れない!

この子の場合、おもちゃを口に入れたり、舐めたりも一切無かったです。ありがたいことに、赤ちゃんの頃からトドラー時代を経て、今の今まで、一貫してそういうことは無いままになっています。

小さな子供が落ちているものを拾って口に入れたりしないよう、そこは非常に気を遣わされるところですよね。万が一にも、ボタンや安全ピンが落ちていようものなら、大事になりかねないですし。

赤ちゃんの安全対策のために、赤ちゃんの活動エリア、視界エリアにある様々な物を片付け、棚にしまい、必要ならば、別室に移す。

ここアメリカでは、そういったアドバイスを集めた本が多数出回っていて、わたし自身も友人から譲られて、何冊かは持っていたんです。が、我が家では、全く需要のない本となってくれました!

だからと言って、何も安全対策を取らなかったわけではないですよ? 本にしろ、CD、DVDにしろ、片付けるべきものは片付けましたし、赤ちゃんが興味を持ちそうな小物は全て別室に移しました。

でも、それほど神経を尖らせずに済んだんですね。ああ、あの子、どうせ口に入れたりしないから....という確信がありましたから。

もちろん、敢えて、それを試してみようとは思いませんでしたよ。ただ、親の側で何か見落としてしまった場合の保険的な存在とでも言うんでしょうか。

気持ちとしては、随分、楽だったなと思います。そこは、娘にありがとう!と言いたいです。

おーたむ
うふふ

 

これに関しても、Dr.ルフの著書に面白い記述がありました。

Early dexterity, fine-motor skill, and good eye-hand coordination are also common among Level Four children. Many of them are able to handle toys, equipment, and objects that are somewhat fragile without any problems. I specifically asked parents if their children tried to put objects in their mouths when they were under three years old. Very few did, and almost all of the children understood why they should not do so.

(Ruf 2009)

早い時期から手先が器用であること、ファインモータースキル(指先の細かい運動能力)やハンド・アイ・コーディネーション(視覚で察知した情報を、脳がすばやく分析、整理、識別してから、運動神経系に指令を伝え、それに基づき、実際に身体が反応・順応する能力)が優れていることなども、また、レベル4ギフテッド(EG~PG)の子たちには共通した特徴です。このレベルに属する子たちの多くは、それなりに壊れやすいおもちゃや道具、物などであっても、難なく操ることができるのです。

レベル4ギフテッドの子を持つ親御さんたちに、自分の子供が3歳以下の低年齢だったとき、果たして物を口の中に入れようとしたかどうかを尋ねてみたところ、そういうケースは稀だったことが分かりました。レベル4ギフテッドの子は、ほぼ全員が、なぜ物を口の中に入れてはいけないかをしっかりと理解していたのです。

(ルフ 2009、日本語訳:更紗)

 

この記述から伺えるのは、このレベルのギフテッドの乳幼児の場合、すでに早い内から手先やファインモータースキル等が発達しているがために、何か気になるものを手にしても、これって何だろう、と敢えて口の中に入れて確かめる必要はない、ということでしょうか。

オータムが物を拾って口に入れたり、舐めたりしなかったのは、そのせいもあるのかもしれません。あの子も、生後早い内から手先が器用で、ファインモータースキルもよく発達していたと思います。

 

ファインモータースキルを裏付けるもの、その1

生後1年での定期検診のことなんですけどね、やっぱり、小児科医にファインモータースキルのことを聞かれたんです。

オータムがかかっていた小児科では、生後半年から発達障害を察知するためのアンケートに答える必要がありまして。

生後1年の検診でも、また別の質問がずらーっと並んでいました。そこにも、身体の様々な運動能力のことが項目になっていましたよね。

親って、子供が無事に生まれても、こうやってずーっと心配をしていかなきゃいけないんだな、多分、それは一生続いていくんだろうな、なーんてしみじみと思わされたわけですが。

さて、オータムは、一人で小さなもの、細かいものを器用に手で掴めるか、とドクターから聞かれた際のこと。オータムのことで、ふと思い出した出来事は....

さらさ
絨毯の上に落ちていた髪の毛1本を左右の指ですくい上げて、じーっと観察していました!
ドクター
じゃあ、大丈夫ね!

 

ひとしきり笑った後、ドクターは、「それ以上、聞く必要はないわね」と、アンケート用紙から完全に目を離したのでした。

そうなんです、オータムは起用に左右の指先で摘んだ髪を1本、ぴーんと引っ張って、それをさも興味深そうに眺めていたんです。まだ、1歳になる前の話なんですけどね。

 

さらさ
もっと、しっかり掃除機かけておきなさいよ、というツッコミは、すみません、今回に至っては却下させて頂きまーす。

 

ファインモータースキルを裏付けるもの、その2

他にも、同じ時期にしていたことがあります。それは、カタログ冊子を破くこと。

ただ、そこには、あの子なりの法則があったようです。意味なく、びりびりっと破いていたわけではなくて、きれいな1本線になるよう、そう、丁度、細い短冊を作る要領で裂いていたようです。

さらさ
うわ、またやってるよ!

 

つい、反応してしまいがちですが、床に落ちているものを改めてよーく見てみると、どれもこれも幅1cmくらいの等間隔なんです。ほぼ直線になった紙片が何本もオータムの周りに散らばっている光景。

へえ、赤ちゃんのくせに、結構、綺麗に破るものなのね、と妙なところで感心してしまったのですが。

更紗
今考えてみると、あの子、暇を持て余していた、というよりは、おそらく、自分の手のセンサリー/触覚を満足させたいがゆえに、指先に刺激を与える感覚遊びをしていたのだと思います。

ギフテッドの子が特に手の感覚に刺激を与えたがる行動は、ギフテッドの分野ではそれなりに知られています。こうした行動が度を越している場合には、何らかの障害をも疑われることになります。

 

ギフテッドと性格、そして行動の関係

ギフテッドをギフテッド足らしめる中枢エンジンが脳内に存在する以上、ギフテッドの人間の思考、行動は、ギフテッドであることに大きな影響を受けることになります。

生まれ持った性格ですら、結局はギフテッドであることと無関係ではないのでしょう。

結局は、三者共にそれぞれの存在を完全に切り離すことが不可能な位置関係にあり、実際のところ、非常に密接な相関関係を保っていると言えるのではないか、と思います。

これを三角形で例えるのならば、一つの辺がギフテッドであること(giftedness)、もう一つの辺が性格・気性(personality, temperament)、そして、最後の辺が思考・行動(thoughts, behavior)。

これらの辺が繋がって、初めて、図形としての意義を成し、その完成形の三角形を個性と呼べるようになるのではないか。

他にも、この相関関係を三つ撚りの糸で表現することもできるかもしれません。真実は、こちらの例えの方に、より近い気がしています。三者を撚り合わせて一つのものを形成しているがために、それぞれを互いから断片的に引き剥がすことができないという意味で。

そして、こんな風に紡がれた1本の強固な糸こそが、その人間の個性を象徴してくれるのだろうと思います。

 

オータム
三角形? あ、図形のことね! オータムも算数のレッスンで、図形を習ってるよ。正方形とか、長方形とか。この間はね、六角形のことも習ったの!
更紗
はいはい、そうね。
オータム
でね、でね、糸を紡ぐのは....。んーっと、そうだ、「眠りの森の美女」のお話でしょ!
更紗
いや、そうじゃなくってね、「眠らない赤ちゃん」のお話。
オータム
ん???
更紗
ギフテッドの赤ちゃんには、他にもいくつか共通した特徴があるんですよね。まだまだ、オータムの赤ちゃん時代のことで触れていないこともたくさんありますので、それらをギフテッドの特徴と絡めながら、わたしとしても、適度に弾けつつ、ご紹介していければいいな、と思っています!

引き続き、ギフテッドチャイルド・ジャーナルをよろしくお願いいたしまーす。

オータム
ヒロインはわたし! これからも、ずーっとオータムの活躍を応援していてね!
更紗
いや、活躍してくれなくていい。正直、マミーの体がいくつあっても足りない。この間の青あざがようやく消えてくれたところだっていうのに....

 

 

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