味覚の秋ですね!
こちら、9月から11月にかけては、どこもかしこもリンゴ園が大盛況。
Apple Picking(アップルピッキング)/リンゴ狩りと言えば、アメリカの秋の風物詩なんです。

子供も楽しめる!
我が家のオータムも、アップルピッキングが大好き!
あの子の場合、園内のギフトショップで販売されている自家製アップルサイダー・ドーナッツやキャラメルアップルがお目当てだったりするんですけど。(笑)

艶やかなキャラメルコーディング
いや、何を隠そう、実は、わたしも.....。
親子して、「自家製」とか、「季節限定」のフレーズに弱い性質だったり?(笑)
アメリカン・アップルピッキング
肝心のリンゴ狩りそのものについては、アメリカでは、だいたい、どこの園でも似たようなシステムだろうと思います。
まず最初に費用を支払うんですけどね、リンゴを入れる袋のサイズによって、この価格が変わるんです。
とあるリンゴ園での価格
Mサイズ:4.5~5.5kg分(3人まで共有可能):$18.00
Lサイズ:約11kg分(5人まで共有可能):$28.00
スーパーで買うよりも、よっぽどお得なお値段ですよね!
しかも、自らが直接もぎ取るリンゴは、木に連なっている期間も長くて甘みが増しているのと、何と言っても、新鮮でジューシー。じゅるる。
というわけで、袋を受け取ったら、逸る気持ちと共に、いざ園内へ!
それにしても、まあ、一口でリンゴと言っても、こんなにも品種があるものなんですねえ。
園内マップによれば、時期によっても、狩ることのできるリンゴの種類が変わってくるんだとか。
この辺りで言いますと、リンゴ狩りのピークシーズンとも言える10月には、ロイヤルガラ、マッキントッシュ、コートランド、エンパイア、ジョナゴールド、レッドデリシャス、ゴールデンデリシャス、マクーン、スパルタン、スペンサー辺りがたわわに実っているようですよ。
ただね、リンゴ狩りって、家族や友人達と一緒にワイワイおしゃべりしながら、日に照り返す紅葉を背景にリンゴをもぎとる作業が楽しいのであって、袋いっぱいに詰め込んだリンゴを持ち帰ったはいいけど、実際は、その量を持て余してしまうってこと、ありませんか?
あ、わたしだけ?(笑)
普通に頂くだけでは消費し切れませんからね、それはもう、ジュースにしたり、アップルソースを作ったり、と色々するわけですけど。
あとは、何と言ってもアップルパイの出番かな?
アメリカン・アップルパイって?
日本では紅玉がアップルパイ向けだと思いますが、こちらではコートランドやグラニースミス辺りがいい感じですね。
要は、程好い酸味が必要なんですよね。
さて、アップルパイのレシピに関しては、各自お気に入りのものを使って頂くことにして、っておいおい。(笑)
もしくは、お気に入りのお店のものを購入して頂いて。おいおいおい。
本日は、アップルパイの作り方ではなく、出来上がったアップルパイをより美味しく、と言いますか、アメリカ流で楽しんで頂く方法をご紹介させて頂きまーす。
百聞は一見に如かず。まずは、下の画像をご覧くださいませ。

これぞ、アメリカン・アップルパイ
そうなんですよ、バニラアイスクリームをアップルパイの上に乗せて頂くんです!
日本国内でも、このアメリカンな組み合わせをウリにしているカフェなんかもあるかもしれませんね。
アメリカン・アップルパイを更に美味しく
このアメリカンスタイルなんですけどね、ちょっとしたコツがありまして。
アップルパイがほんのりと温かい状態になってから、バニラアイスクリームを乗せてあげるのがいいんです。
焼き立ての場合には、もっと冷めるまで待つ。
冷たくなっている場合には、電子レンジなり、オーブンなりで少しだけ温める。
「ほんのり」温かいパイに、「ほんのり」溶け始めるアイスクリーム、これが重要なんです。きっぱり。
あ、アイスクリームのフレーバーはバニラと相場が決まっていますよ。

断然、バニラアイスクリーム!
普段、単独で頂く場合には、何とも面白みの無いバニラなんですけど、これがねえ、一旦、アップルパイとペアを組むと、あらまあ、不思議。
あなたがいなくちゃ、話にならない!
それは、もう、「オー、ハウ・ワンダフル!」だの、「ハウ・デリシャス!」だの、驚くほどに美味なわけですよ。
間違っても、変な色気を出して、ストロベリーとか、クッキー&クリームとか、チョコレートフレーバーなんかに手を出しちゃダメですよ。(笑)
実験好きさんへのフレーバーは?
でもね、どうしても、バニラアイスクリーム以外のものを! と、ご希望の場合には、うーんうーん、キャラメル味だったら行けるかも?
ほら、キャラメルとアップルって、相性がいいですから。
こちらには、基本、秋の限定版として、リンゴをキャラメルコーディングした「キャラメルアップル」っていう代物や、それを真似たフレーバーが存在するくらいですのでね。
でもでも、やっぱり、「バニラこそが本命」という、アメリカン・アップルパイの基本形を抑えて頂きたいなあ、と思います。
あ、このバニラ、実はパンプキンパイとの組み合わせも行けるんですよ。
と言いますか、やっぱりあなたがいないと、というくらいの必須アイテム。

パンプキンパイにも、やっぱり、バニラ!
いや、アメリカ人って、ただ単にアイスクリームが好きなだけじゃ? と思わないでもありませんけどね。
11月末には、Thanksgiving Day/感謝祭が控えるアメリカなわけですけど、この日のデザートには、ここぞとばかりに、アップルパイやパンプキンパイが登場いたしますよ。
ということは、もちろん、この日、バニラアイスも冷凍庫でスタンバイしていると。
そう、アップルパイあるところに、バニラアイスクリームあり。
パンプキンパイあるところにも、多分、バニラアイスクリームあり....のはず。
これ、アメリカ人の常識です。(笑)
ほんの少しの予算と手間を掛けるだけで、日本のご家庭でも、いかにもアメリカンなパイ流儀をお楽しみ頂けますよ。

地理で習ったんだけど、バニラアイスを作るためのバニラビーンズって、もしかしたら、遠いマダガスカルからやって来たのかも?



せっかくの手作りアップルパイですからね、たまには、普段とちょっぴり佇まいを変えて、わくわくロマンなバニラアイス副えを、ぜひとも試して頂けたらな、と。
これでいい?
